2019年 あべのハルカス個展

 関西圏のみならず全国区で話題のあべのハルカスの近鉄百貨店で個展を行いました。折角の近畿での個展なので、特に近鉄の地元である奈良の事の風景を題材に描いた作品を中心の展示にしました。

大阪天王寺の繁華街にそびえる「あべのハルカス」。個展初日は晴天に恵まれました。

さすがにおしゃれなスポットだけあり、ギャラリーも相応です。

3月なので春先と言うことで季節柄桜の作品も多く展示しました。

古都奈良は絵になる風景画多いです。

「法輪寺 凜々と」 F10 w45.5cm x h53.0cm 奈良県斑鳩町法輪寺

 素朴な田園風景と古刹の取り合わせがなんとも絵心を掻き立てる斑鳩の里。凜とした法輪寺の三重塔と周辺集落の土塀と相まって絵の題材にもってこいです。

「斑鳩 卯月」 M15 w65.2cm x h53.0cm 奈良県斑鳩町 天満池より法隆寺を望む

 奈良と言えば東大寺と並んで枕詞のように出てくるのが法隆寺。彼の写真家 入江泰吉先生も愛した天満池から望む法隆寺の構図。刻々と変わる西に入る陽を追いながら描いた作品です。

「まほろばの里 春うららか」 w207.0cm x h73.0cm 奈良県明日香村 橘寺

 万葉の地の魅力はこの明日香の地にも及んでいます。何気ない田園風景。されど何かが違うこの凜とした風景。どこを切り取っても絵になります。

「大和路 うららか」 F10 w45.5cm x h53.0cm 奈良県大淀町

 大和路の田園に特徴的な家屋を見ることができます。「大和棟」といって家屋中央の居間の部分の屋根が急峻になっています。春うららかな大和路の田園にアクセントとなってくれます。

「吉野路 爛漫」 F6 W41.0cm x h31.8cm 奈良県吉野町 近鉄吉野線

 大阪阿部野橋から桜で有名すぎるほどの吉野山へ向かう近鉄吉野線。その沿線のハイライトが吉野山の直前で渡る「吉野川橋梁」ではないでしょうか。路盤よりも下にトラス構造がある珍しい携帯の鉄橋で、築90年を超える代物です。

赤沢宿 企画展(2015、2017)

 日蓮宗総本山のある身延山。その裏手には修験道が白装束を身に纏い、修行をする七面山があります。かつてはその講中宿として栄えた「赤沢宿」。今でも江戸時代からの旅籠旅館が立ち並ぶ歴史的な光景は人々に安らぎをもたらせてくれます。その宿内の「清水屋」で個展を行いました。

「桜麗し 赤沢宿」 F6 w31.8cm x h41.0cm  山梨県早川町 赤沢宿 

 赤沢宿を代表する石畳の目抜き通りの風景です。風情ある江戸時代からの旅籠旅館が立ち並ぶ様はまさにタイムスリップした感覚に陥ります。急峻なこの地は集落の上から下まで標高が100メートル差があります。

「春陽の里」 w45.4cm x 38.0cm 山梨県早川町 赤沢宿眺望

 急峻な山肌に佇む赤沢の集落は、南アルプス聖岳のちょうど反対側西麓に位置し、日本のチロルと称される「下栗」と形成が非常に良く似ています。集落中央には「妙福寺」のお堂が象徴的です。

「爛漫の宿」 w80.3cm x h33.3cm 赤沢宿俯瞰

 高低差のある赤沢の集落は俯瞰できる場所が多々あります。一番間近で俯瞰できるこの場所が私のお気に入りのポイントです。中央の赤い屋根の「両国屋」の建物と直近にある銘木しだれ桜を象徴的に配した構図となりました。

赤沢宿の様子。左上に見えるのが会場の茶店「清水屋」

 上から下まで標高差100メートルある赤沢宿。急峻な斜面にひな壇のように家屋が設けられています。

作品展示の様子。昔ながらの日本家屋と日本画がマッチしております。

ギャラリートークの様子。地元の方や観光で来られた方々が熱心に耳を傾けてくださいました。

2019年 南部町立美術館 個展

富士川の流れとともに雄大な風景を擁する山梨県南部町。水墨画家「近藤浩一路」ゆかりの地。東京の美術館で画伯が学生時代に残した一枚の油絵に偶々出会い私はその風景に出会いたく、この地を取材して回りました。その後、この美術館の学芸員の方と知り合い、恋い焦がれたこの地での展覧会の運びとなりました。

「山河悠遙」 w540.0cm x h180.0cm 山梨県南部町 白鳥山より南アルプス遠望

まさに南部町の風景の妙を代表する場所です。180度のパノラマが楽しめる小高い山の頂。悠然と流れる富士川の彼方には凜とした北岳を始め農鳥岳、間ノ岳など神秘的な南アルプスの山並みが見渡せます。

「春暁の山河」 w207.0cm x h73.0cm 山梨県南部町 本郷の千年桜からの遠望

南部町には「本郷の千年桜」など数本の桜銘木が存在します。その銘木のみならず借景の富士川との対比がさらにこの地の自然の美しさを共演し合っております。

南部町立美術館(近藤浩一路記念館)全景
大展示室では歴代の屏風絵をゆったりと展示
南部町のみならず、日本、世界の心に残る風景を展示

2018年 赤沢宿 油障子祭

江戸時代からの旅籠旅館の家並みが美しい歴史的な集落「赤沢宿」の建物一軒を丸ごと行灯に見立て、水墨画作品を建具にはめ込み陳列します。夜間は照明の点灯とともに幻想的な絵画が集落を彩ります。

集落内の「清水屋」を行灯に見立て、地元早川町に因んだモチーフを水墨画で作成。