使用カメラ機材📷

絵描きのくせにカメラも結構好きです。カメラは作品のデータ保存用(フルサイズ)、本格取材用(APS-C)、お散歩カメラ(マイクロフォーサーズ)、常時携帯用(1インチ、コンデジ)と使い分けております。私はメーカーは特定せず、その時の気に入ったもので揃えているのでセンサーサイズ(レンズマウント)毎にメーカーはバラバラです。

フルサイズ

 作品の撮影、データ保存は作家にとってとても重要なことです。特に印刷媒体に耐えうる画質を考えると必然的にフルサイズになります。

 ニコンのD810を使っております。センサーサイズが大きいのは夜間撮影には本当に有り難く、ISO1600位の設定で、手持ちで綺麗に夜景が撮影できるのは有り難い事です。

キットレンズ以外は全て単焦点。レパートリーは以下の通りです。

AF-S 24-120mm f4-22 ワイドズーム

 唯一のズームレンスです。歪曲収差が大きすぎて、本来の目的の作品写真撮影には全く使い物になりませんが、大口径レンズならではの明るさで夜景撮影も手持ちで難なくこなしてくれる実力派です。

AF-S 35mm f1.8 広角単焦点

 F150号などの大きな作品の撮影用。画角が人の眼球に似て自然なのでスナップシューターとしても活躍します。

AF-S 50mm f1.8 標準単焦点

 通常の作品撮影用。こちらも上記の35mmと並んで優秀なスナップシューターになります。

タムロン SP AF 90mm f2.8 マクロ

 花の撮影用に購入。流石は定評ある「タムキュー」。フルサイズセンサーと相まって驚くほどの細密な描写力を持っています。それと中望遠域ということを活かして、小品(SM、F3など)の撮影にもってこいです。フルサイズで唯一のサードパーティーもの。そして唯一の「メイドインジャパン」。時代も変わったものです。

APS-C

 取材現場への持ち込みを考えると、カメラ本体のみならず、レンズの携帯性を考慮するとこのAPSーCサイズに軍配が上がリます。それでいてかなりの画質が得られるのもこのサイズの魅力。

 基本的には「FUJIFILM]のXマウントを使用しております。レンズは以下の通りです。(フルサイズ換算 x1.5)

①100mm-400mm f4.5-5.6 超望遠 ズーム

 Φ77の大口径レンズがもたらす描写力は流石!月のクレータまでくっきり撮れる凄いやつです。

②50mm-230mm f4.5-6.7 超望遠 ズーム

 携帯用の超望遠。プラボディーなので軽い。公共交通での旅行用に重宝してます(^^♪

③18mm-55mm f2.8-4 標準 ズーム 

 X-T10につけっぱなしの汎用性に富んだレンズ。キットズームを侮るなかれ。美しい描写力を持っています。

④16mm-50mm f3.5-5.6 標準 ズーム

 X-A2につけっぱなし。プラ製ボディーで軽いのが魅力。

⑤35mm f1.4  標準 単焦点

 フジノンレンズのマストアイテムの一つ。すっきり素直な描写力なので作品撮影用にもってこい。20号以下の小品に。

⑥23mm f2  標準 単焦点

 引きが取れない大作品撮影用。150号クラスでも歪曲収差が殆ど出ない優れもの。

⑦10mm-24mm f4 超広角 ズーム

 絵描きは会場撮影などで超広角の画角が必要なことが多いのです。これだけ広角で歪曲収差をかなり補正してくれます。ただし画面脇の人が太っちゃうんだけどね(^_^;)

マイクロフォーサーズ

 絵描きたるもの、通常の旅行やお散歩時でもそこそこの画質の写真を撮りたいもの。そんなときに有り難いのが、上記のAPS-Cよりもコンパクトで、コンデジやスマホよりも遙かに優れた画質が得られるのがマイクロフォーサーズです。オリンパス、パナソニック、ライカ、そして様々なサードパーティーからレンズやアクセサリーが出ているので秋葉原や新宿西口の中古カメラ店で出物を物色するのも楽しみなのです♬

 本体はオリンパスとパナソニック。 オリンパスが「Pen PL10」。ルミックスが「GM-1」と「GF90」。オリンパスが光学屋。パナソニックが家電屋という全く畑違いのメーカー同士。その特徴がこれらの小さなカメラにも如実に出ているのが興味深いです。エントリーモデルでもしっかりと本体にも手ぶれ補正の付き、ホットシューで拡張性もあるオリンパス。一方、パナソニックは軽量化や美肌モードなど初心者やカメラ女子の心をくすぐるのが巧い。双方とも高級モデルではお目に掛かれない自由なカラーリングが所有欲を掻き立てるのです。

使用レンズ。(フルサイズ換算 x2)

①75mm-300mm f4.8-6.7 超望遠 ズーム (OLYMPUS)

 フルサイズ換算600mmの超望遠レンズがたったの423g! これこそがマイクロフォーザーズの一番のメリット。普通にデイバッグに入れられるサイズです。

②45mm-175mm f4-5.6  超望遠 パワーズーム(LUMIX)

 パワーズームを侮るなかれ。これこそがパナソニックが家電ムービーで培った技術。特に対象物への追従性は動画撮影にはもってこい。

③40mm-150mm f4-5.6 超望遠  キットレンズ (OLYMPUS)

 PL10に付いてきたダブルキットレンズの望遠の方。PL10はモデル末期に購入したのでダブルズームキットの方が安いという逆転現象が起きていたのでついでに我が家に来ました。フルサイズ換算で300mmの望遠が190g!この軽さはやはり有り難い。ロードバイクでのツーリングでも気軽に持って行けます♬

④45mm f1.8 中望遠 単焦点 (OLYMPUS)

 この画角は結構難しく、出番は少なめ。と当初は思っていたけど雲を撮影する際、以外と望遠域が欲しくなるけどその際に使用することが多いです。それと、画材、道具の撮影をする際に長いレンズは歪曲収差が少なく、正確な説明が出来るので重宝しております。

⑤14mm-42mm f3.5-5.6 標準 キットレンズ エレクトリックズーム (OLYMPUS)

 こちらもPL10についてきたキットレンズ。世界最薄と謳い文句にしているだけあって携帯性は抜群。こういった手軽さ命のギアこそマイクロフォーサーズの真骨頂。電動ズームにオプションの自動開閉キャップと相まって恰もコンデジを扱っているような感覚。

⑥30mm f2.8 マクロ 単焦点  (LUMIX)

 このシリーズで随一の本格レンズ。面白い程ボケてくれるし、それでいて描写力は抜群。花の撮影が驚くほど綺麗に且つ肉眼で見えない細密表現まで出来ます。

⑦25mm f1.7 標準 単焦点 (LUMIX)

 キットレンズです。軽い、安い、そして結構綺麗。以外とコストパフォーマンス高いレンズです。スナップシューターに最適。確かにこれはポートレート写真には向いてるわ。

⑧12mm-32mm f3.5-5.6 標準 キットズーム (LUMIX)

 ズームでもリトラクタブルなのでパンケーキサイズになっちゃいます。これとGM1の組み合わせだと殆どコンデジ!それでいてマイクロフォーサーズの画質が得られる優れものです。

⑨9mm-18mm f4.0-5.6 超広角 ズーム (OLYMPUS)

 設計が古く、絞り値もそれほど低く出来ないので表現力はそれほど無い。しかし、9mm(フルサイズ換算18mm)という超広角でこのコンパクトなボディーはやはり「マストアイテム」と成るのでしょう。ギャラリーなどの室内空間を撮影する際に必携。

⑩6.5mm f2 魚眼 単焦点 (MEIKE)

 おもちゃ感覚で楽しめる魚眼レンズ。ただし、本体のAF機能との同調は無し。老眼が進行する我が眼にはちょっと扱い辛いです。

1/1.7サイズ(PENTAX Qシリーズ)

 世界最小サイズの一眼をキャッチフレーズに登場したPENTAX Qシリーズ。1/1.7サイズセンサーはコンデジのミドルグレードモデルと同じサイズ。

 確かに軽い!小ささこそ2回りセンサーの大きいマイクロフォーサーズのGM1に凌駕されてしまいましたが、軽さは一眼で一番というのは納得。歩いていても自転車に乗っていても首から提げていて全く苦にならないので、良く我が家のワンコの生前は散歩時にも携行し季節の沿道の花々を撮影しておりました。しかし、やはりそのセンサーサイズは画質にやや難あり。これを主力機には出来なかった。おまけに2014年当時としてもデジタル性能に問題山積。USB充電できない、モニター画質最悪。全くできの悪い息子達めっ!!でもかわゆいから許す~(^_^;)

使用レンズ(フルサイズ換算 x4.6)

01 STANDARD PRIME 8.5mm f1.9 標準単焦点

 スナップショットに良い単焦点。結構まともに撮れます。このカメラには最も相性が良いと思います。

02 STANDARD ZOOM 5mm-15mm f2.8-4.5 標準ズーム

 これも散歩に持って行くにはそこそここなしてくれます。接写は到底出来ないけど、公園の樹木や至近の建物の撮影に向いてます。

03 FISHEYE 3.2mm f5.6 魚眼レンズ

 そもそもこのカメラがおもちゃ感覚が良いところ。それに応えてくれるのがこのレンズ。室内空間が面白いくらいに歪んでくれます。

コンデジ

 コンデジも常時鞄に携帯し、千載一遇のショットを逃さないようにしております。

 コンデジは玉石ありです。APS-C搭載のものもあれば、殆どのものが現在のスマホと同じ1/2.3センサーです。現在ではソニーとキャノン以外力を入れて開発しているメーカーがないので、既存の製品は「CCDセンサー」や「ベイヤーセンサー」と旧態依然のものが殆どで、デジタル性能は完全にスマホに凌駕された感が否めないところです。それにしてもやはり工学性能はまだまだスマホの及ぶところではないので、私はスマホやタブレットのカメラなど緊急の記録以外で使ったことが殆どありません。

コンデジは以下のものを使用しております。

FUJIFILM X100V

 これをコンデジと呼ぶのは少々語弊があるけれど、レンズ一体型カメラです。歴代人気のシリーズ。この代で防塵防滴機能が装備されたので、雨の風景の撮影用に購入。23mm(フルサイズ換算 35mm)は通常のスナップショットには使用しやすい。やはりEVFが付いているのは有り難いです。操作系もシンプルイズベスト!! X-T3と並んで我が家で一番操作しやすいカメラです。

FUJIFILM XF10

 富士フイルムのAPS-C搭載の単焦点スナップシューターです。確かにセンサーが大きい分、夜景もISO3200位まで持って行くと軽々手持ちで撮れてしまいます。ただ18.5mm(フルサイズ換算28mm)の画角は通常の風景や室内の撮影には向いているけど、乗り物や動物などはぐっと近寄らないとただの点になってしまいます。慣れればかなり頼れるギヤなんですけどね。

CASIO EXILIM ZR-1800

 一番出番が多い。今は無きカシオのコンデジです。様々なデジタルモードで遊べるとてもお利口なおもちゃです。画質も1/2.3のハンデを感じないレベル。カシオ最後の渾身の力作です。

SONY Cyber-shot WX350

 上記のカシオのモデルと同レベルのソニー製品。画質も性能もそこそこ。圧倒的な小ささは教室仕事で東奔西走しながらでも首に提げて適宜撮影できます。露出補正を多用する私に撮ってはコマンドダイヤルかコントロールボタン上で出来て欲しかったです。

SONY Cyber-shot W830

 ほぼ名刺と同じくらいの大きさ。ブリーフケースや上着の胸ポケットに入れてもかさばらない小ささは凄い!ただし、私のギアはちょうど一年で伝説の「ソニータイマー」が発動してしまいました。メーカー修理はしてもらい事なきは得たものの怖くて再使用する気がしません。

三脚

脇役ですが重要な存在、三脚です。イタリア製「マンフロット」を中心に国産の「ベルボン」と合計4本所有しております。なんて言ったってマンフロットはデザインが良い!! 脇役とはいっても所有する喜びを持てる逸品です。

 なんて言ったってマンフロットはデザインが良い!! 脇役とはいっても所有する喜びを持てる逸品です。

マンフロット Manfrotto MK055

イタリア製「マンフロット」の「MK055」です8㎏まで耐荷重があるので400mm超望遠やD810にズームレンズを取り付けての撮影の際もびくともしません。赤をアクセントにしたデザインがニコンの「赤ひげ」とマッチしています。

ベルボン Velbon DV-40Q

 学生の頃から四半世紀以上酷使している機材にもかかわらず、今尚しっかりと働いてくれます。特に樹脂系のパーツも殆ど劣化していないのが素晴らしい。銘品です。

マンフロット Manfrotto Element MKELES5BL

 トラベル様の小型三脚です。自重1㎏、耐荷重4㎏と華奢に見えるボディーからは想像出来ない優れものです。こいつを連れての旅が楽しみになります。

マンフロット Manfrotto PIXI EVO

デスクトップモデルです。雲台がかなり低い位置に設定出来るので、風景もかなりローアングルから面白い構図撮りが出来ます。耐荷重も1㎏あるので、マイクロフォーサーズ機なら一眼でも使えます。

防湿庫

 高湿度によるカビの発生や埃から精密機器であるカメラやレンズを守ってくれる必需品。205リットルあるのでフルサイズ一眼からコンデジまでガバガバと収納してくれます。